くろの雑記帳3 | Category : 傍観者のメモ

傍観者のメモ・・・教科書の世界ですね

先日 父の代わりに銀行へ行った

行員さんにもう高齢なので私が代理で来たことを説明した

つい最近まで父が自転車で行っていたのだが 今はちょっとしんどいからと

僕に依頼した

印鑑  通帳 そして父と僕の身分証明書を見せて手続きをした

若い 20代の女性が対応

その行員さんから「 お父様はおいくつなのですか?」

・・・と訊かれた






「 98歳です まもなく99歳 大正生まれです あの世界大戦の兵隊でした 」

行員さんは 「 ちょっと驚き 学校で習った教科書の世界ですね 」 

僕は 「ははっ教科書の中の世界 歴史の教科書の人か・・・ははは 」と笑ってしまった


あぁ そういう時代なんだって思った

今 生きている大正生まれは もうあとどのくらい生きているのだろう

大正は短い 皆 戦争の為に生まれてきたようなもんだ

「 歴史の中の人たちか・・・」

僕の子供のころから20代までは地元 また名古屋で白い服をきた傷痍軍人をよく見かけた

募金箱を持っている人 楽器を演奏している人 など

片足のない人もいた

中学校の教頭先生も片目がなかった

高校の時は校長先生がシベリア抑留の体験本を書いてた

会社にもいた 大砲でほとんど耳が聞こえなくなっていた人

戦争の傷跡がある人たちを間近に見てきた自分

そういえば今はもうまったく見かけない

でも僕の記憶の中では まだ最近のような感覚か


「 学校で習った教科書の世界なんですね 」


まだ父が生きていること ついこないだのことのように話す父

教科書で知る世界か・・・

世代によってずいぶん違うのだろうな

太平洋戦争の日米の最後の兵隊が亡くなったら 大ニュースになるでしょう

そして太平洋戦争は一気に遠くに押し流されてしまう感覚に襲われるかもしれない


徳川慶喜が大正時代まで生きていたこと

亡くなったことで江戸が一気に遠くに去って行ってしまったように・・・




※写真は過去のモノ






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